川村 みきをのメモ帳

日々のアウトプットをメモっています。

もう逃げない唯一の選択肢CR073

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『覚悟』を決めても進まない・進めない。
気持ちが盛り上がっただけで続かない。

やっている事はhave to?want to?

そもそも何の為に何をどうやるの?

その答えは知りたいようで知りたくない。
答えを知って変化を受け入れてこれまでの
価値観をDelite(削除)したくないから。

そして【見て見ないフリ】でやり過ごし、
やがてニッチもサッチもいかなくなる。

で、自身をアップグレードしようと、
今やっている事をガムシャラにこなす。

やっとやるべきだった事に巡り会えたかの
如く、もっともらしい理由を並べ立て人に
そして自分自身に言い聞かせて、目の前に
現れた出来事から逃げ出そうとする。

自分にとって不都合な事柄から逃げ出す。

それがあどけない中学生の女の子の一言で
我に返りそこから動けなくなってしまった。

そしてまた、「同じことの繰り返しだ…」
と、カフェでボーッとしていた時、

テーブルの上に置いていた新聞のある広告
が目に留まった。

それは求人広告だった。


求人広告といってもただの求人広告では
なく、【ボランティアの求人広告】だった。


それも、日本ではなくアメリカでの活動だ。

内容はロサンゼルスでホームレスの人達の
為に家を建てるというボランティア。


家を建てる?

ロサンゼルス?


25歳のその時まで一度も海外に行った事が
ないわたしに取っては全くの未知の世界に
思えた。

ただ、何故かその求人広告がとても気に
なってその部分を破いてポケットに入れた。


そこから数日経ってもその求人広告が
どうしても頭から離れない。


そこでわたしは思いきって応募する事にした。


心の中では「どうせ採用されないよ。」と
思っていたし、気持ちは気楽だった。

ただ反面、どこかでは言葉に出来ない、
淡い期待感も秘めていた。

そしてそのボランティアを主催している
会社の面接を受け採用されてしまった。


それが、1996年11月中旬のこと。

そして1997年1月4日にはアメリカに旅立つ
という事になった。

そこから数年間はアメリカのロサンゼルス
でホームレスの為に家を建てるという、
ボランティアに従事するという内容だ。

その間の住む場所や食費はその会社が支給
してくれるという。

この通知を受けた1996年11月中旬から
1997年の1月4日の出発の日までわたしは悩み
考え抜き、本当にどうにかなりそうだった。


以前、居酒屋で相談した旅行会社の3つ上
の先輩に話したら、


「絶対に止めておいたほうがいい。」

「住むところと食べるものを支給されて
も薬とか他のものはどうするの?」

「わたし君はもう25歳で来年26歳でしょ、
そろそろ落ち着いたほうがいいと思うよ、
身を固める為にもちゃんと仕事したほうが
賢いよ。」

と諭された。


その当時付き合っていた彼女や、
友人や知り合いにも相談した。


アメリカに行ってどうするの?お給料
出ないボランティアって何それ?」

「そもそもわたしに家なんて建てられない
でしょ?英語だってちゃんと喋れるの?」

「せっかく、旅行の仕事をする為に東京に
出てきてどうしてアメリカなの?」

と、皆から猛烈に反対された。


皆、わたしの事を思ってくれているんだ…と
感じたがこの時のわたしの耳にはどんな言葉
も、もう空々しく聞こえた。


『結局、現状のままどうあがいても何も
変えられなかった。』

『気持ちが苦しいままで成長も何も、
出来なかった。』

『いろいろ自分自身を説得する為に言い聞
かせてきたがそれってやっぱおかしい』


どこか根本的な何かが間違っているんだ。


そこまでは分かったが、いったい、
何が間違っているのかが分からなかった。


だけど、今立っているこの場所では、
それが見えないんだ。


だったら、場所を変えるんだ。


今の現状を打ち破り、新しい価値観を手に
入れるには場所を変えるしかない。


それは見えている世界が低く狭すぎる為に
問題が生じているわけだから、単純に考え
世界を高く広く見る必要があるんだ。


25歳のわたしが苦悩して苦労して手に入れた
唯一の解決策がこの、

【立っている場所を変える】ということ。


この考えは既に一度わたしは23歳の時に実践
ずみだった。

それは、22歳の時に逃げ出した出来事が
苦しくて先が見えなくなってしまい、当時、
立っていた場所を大阪から東京に変えて、
世界が少し広がったのだ。

ただ、そこからの取り組みが良くなかった
為にまた25歳になって目の前に現れたその
出来事を対処療法的なテクニックで処理を
しようとして打ちのめされてしまった。

だから、もう対処療法的な処置は効かない。


自分自身が痛みを感じずにこの出来事は
とても処理できない、だったら、痛みを
伴う覚悟で望んでいかなければいけない。

 

【今いる場所で見えないモノを見るには
単純に考えて見えるように場所を変える】


【その場しのぎの対処療法では一時は
しのげても確実に後で問題は大きくなる】


【目先の安堵感に捕われるとその先にある
のはより大きな恐怖感と絶望感だ】

 

パスポートも取ったし、
スーツケースも買った。


もう、後には引けないな・・・

 

 

to be continued