川村 みきをのメモ帳

日々のアウトプットをメモっています。

ツキが巡ってくるCR084

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親に先生に会社に豊かな社会の環境に国に
依存しきった価値観でこれまでを組み立て
てきた【井の中の蛙】だったということを
痛感したわたしは【依存しきった価値観】を
打ち壊す為に渡米したが、すぐに強制送還
されてしまう。

そして再度渡米した先はテキサス州
キングスビルという片田舎の街にある大学。

そこで出会ったのが、1日の生活費が2ドル
(約240円)のバングラデシュという国
から来たムハタグさんというわたしと同じ
年齢の25歳の青年。

そして日本の事に興味を抱いた彼から、
様々な国からやってきた友人や知人、
クラスメイトからわたしは質問攻めに合い、

【質問】を受けて『答え』を絞り出す、
というこの行為でこれまでずっと隠し続け
てきた【見て見ないフリ】をしてきたこと
が少しずつ露呈していく。

この行為は、化膿した膿(うみ)を絞り出
すという行為にとても似ていてそれは一瞬
の大きな心の痛みを伴った。

しかし化膿した膿(うみ)が絞り出された
その後は自身の治癒力で治癒されていった。

その後の効果は絶大だった。

ずいぶん心が身体が軽くなった。

これまでずっと苛まれていた何かこう、
【満たされない想い】というのが消えた。


このアメリカで受けとった【質問】はその
後のわたしの人生でも度々大きな意味を持っ
て活躍していた。

それは、悩んだ時や人生の節目という時に
引き出し中からこれらの【質問】を書いた
メモやノートを引っ張り出してきてそこに、
その時に浮かぶ『答え』をひたすら書き込
んで行ったのだ。


そしてその作業を終えて数日後には不思議
に心が透明になったような感触を味わい、
ハッキリとその先に進むべき道が見えた。

帰国後からずっとその通りに道を進み続け
て来て、振り返ってみるととても正しく、
そして楽しい選択だったと思う。

1997年の1年間のアメリカの生活で、
受けとった数々の価値ある【質問】で、
わたし自身ははっきりと真のGOALが
見えたのだ。


それは環境が変わり、これまで味わった事
のない感情が芽生えそして、『答え』が
奥の奥にしまっていて見つけにくい、
【質問】の数々で性格まで変わった。


結局、いてもたってもいられなくなり、
わたしは1年の予定を切り上げて1997年11月
の終わりに日本に帰国した。


バングラデシュという国から来たムハタグ
さんやアメリカで出来た世界中の国々の
友人達には結局、わたしは日本の文化を
ちゃんと伝えることが出来なかった。

でも、あのままアメリカに居てもあれ以上、
情報が取れなかったし、わたしの中には何か
大きな思想が芽生えていたからだ。


そしてこのアメリカで受けとった【質問】
を書いたメモの切れ端やノートを整理して、
その後も『答え』を探し続けていった。


1998年にコンピューター開発の会社で仕事
を始める時もそしてそこを辞める時も、

1999年にベンチャー企業の立ち上げに
関わる時も社内での事業プランを作る時も、

2003年にマーケティングコンサルティング
の会社に入る時も、

2004年にWebコンテンツ企画の会社へ
プレゼンして入る時も、

2006年に人材サービスの会社の立ち上げに
参加する時も、

2007年にパソコンのネット講師として独立
する時も、


すべてにおいて、このアメリカで受けとっ
た【質問】を書いたメモの切れ端やノート
を引っ張り出してきて『答え』を書いた。

そしてその自らが書いた『答え』から導き
出された事に従ってこれまでを選択して
きたのだ。

そして面白いようにツキが巡ってきた。

不思議なことに選択する道、すべて
「ツイてる!」としか思えなかった。

なんていうか、全ての道がまるでずっと、
わたしが来ることを待っていたかのような、
それくらいわたしにとって信じられない程、
最高の居場所があったのだ。

そしてそれは今もしっかりと続いている。

すべての選択が大正解でもうめちゃくちゃ
「ツイてる!」と思うがその中でも記憶に
新しいのは、sbccをスタートしたその直後
の2009年の年末だ。

それまでやっていた事業の波が激しく、
売上げも生活もギリギリの所で踏ん張って
いたわたしだったが、その時にこの【質問】
を見て『答え』を書き、そこから得た道に
進み『sbcc』という事業に辿り着く。


そして当時、関わりの合った数名の、
イラストレーター達と一緒になって、
『sbcc』の制作を進めていった。

するとまた、「ツキまくって」しまい、
信じられないような成果をあげた。


しかし、直ぐに壁にぶち当たってしまう。


それは、わたしをはじめ一緒に『sbcc』を
やっていた仲間の誰もがこんな「ツキ」の
体験をした事がなかった。


そのためどうしていけばいいかが、
分からなくなってしまったのだ。

 

 

 

 


to be continued