川村 みきをのメモ帳

日々のアウトプットをメモっています。

仕事がもらえないCR031

「さっさと仕事くれよ。」

「ごたくはいいからさ仕事したいんだよお金稼ぎたいんだよ制作の仕事して。」

 

もし、わたしが20歳台前半で、今の立場に居たらきっとこんな風に想っていたと思う。

いや、きっと言ってただろうな。

わたしの20歳台前半って、もうそれは、もの凄く【反応性】だけで生きてたから、頭の中にはこんな思考のプロセスが流れてた。

 

『制作の仕事をさせてもらえるらしい!』

フリーランスで独立出来るチャンス到来』

『でもメールばかりで全然仕事をくれない』

『いい加減返事するのも面倒くさいぜマジ』

『イライラ…ごたくはいいからなんか仕事をさせろ』

『他の人には仕事回しているみたいだな・・・最悪』

『早くフリーランスで仕事したいなぁ…』

 

そう考えるとこうして、コミュニケーションの重要性を理解してくれている人って凄いと思う。

この20代前半のわたしの思考プロセスは、【反応性】だけで生きる人の典型例。

「制作のお話」→「フリーで独立」→「でもメールばかり」→「イライラ」

このプロセスの中には【知性】のカケラもまして【感受性】のカケラもない。

そんな20代前半のわたしの頭の中にあるのは、『制作の仕事っていつ始まるのかな・・・』だけだ。

 

そして周りの【反応性】だけで生きる人を巻き込みこんな事を言い出す。

「●●って、全然仕事振ってくれないよね・・?」

「仕事とってこれないのかな?」

「何かここに居ても時間の無駄かも・・・」

そして嫌な空気を撒き散らして去っていく。自分に同調してくれる人が欲しくて、ある意味仕返しみたいな事をしたいんだろう。

すぐに群れる虫みたいな生き方だと思う。

実際にこれまでフリーランスとして制作の仕事をしてきてこんな人を多く見て来た。

20代前半の頃のわたし自身にも身に覚えがある。

だから、こんな人を見ていると、とても寂しい気持ちになる。そしていつもこう考えている。

『何故?この人は【知性】を働かせて今起こっている事を考えないんだろうか?』

『何故?この人は今の状況を感じとることが出来ないのだろうか?』

考えられない感じない人は本当に寂しい人だ。

でもわたしはそんな人を責める気にもなれない。

以前はわたし自身もそんな人だったからそんな人の気持ちが読める。

むしろそんな人には去ってもらいたいと思う。

何故ならそんな人は才能を活かした良い仕事なんて出来るわけがないからだ。

【反応性】だけで生きる人には、あるいは、【反応性】だけで生きる事しか選択しようとしない人にフリーランスとして仕事をしていくなんて無理だということ。

こんな風に言うと何だか冷たいと感じてしまうかも知れないが、人生の出会いの数は限られているし、この先も付き合っていける人なんてもっと限られている。

だからそんな人と付き合っている時間がどこにあるというのだ。