川村 みきをのメモ帳

日々のアウトプットをメモっています。

【反応性】どんな人と仕事をしたいかCR039

 

【反応性】だけで生きることの弊害。


イノセントな【感受性】が意識に上がりもの凄い空虚感に見舞われる事がある。
そんな状態を放置し続けるとやがて『才能が死んでしまう』


そして人も虫も小動物も草木も【反応性】が無ければ生存出来ない。
その上でわたし達、人はどんな生き方を選択していくかを考える事は出来る。


草木は【知性】を持ち生きられない。
虫や小動物が【知性】を持ち生きられるそんな世界はアニメの中だけだ。


もし、あなたが一緒に仕事を組むとしたらどんな人と組むだろうか?


ちと、考えてみてほしい。


【反応性】だけで生きている人の行動のベースは『恐怖』や【痛み】を避け『利益』と【快楽】を得ることだから、【反応性】だけで生きている人に動いてもらうには、適度な『恐怖』や【痛み】を与えそして時には『利益』と【快楽】を与えていくことだ。


例えば、ハンバーガーショップの店員。


以前、sbccのクリエイターを長くやっていた人が勤めていたお店のお話だ。

接客対応や清掃等が主な作業だが、接客対応時に声が出ていなかったら、声を出すように指導する。
それでも声が出ていなければ、みんなの前で「いらっしゃいませ」「ただいま新商品の○○バーガーが~」を繰り返し復唱してみんなに批評を言わせる。これは適度な『恐怖』や【痛み】だろう。

これには声が出ていない当人だけではなく、一緒に勤めているメンバーに対しても、適度な『恐怖』や【痛み】になる。

何故なら、一緒に勤めていて毎日顔を合わせている人をみんなの前でこき下ろすなんて事は言っている方も屈辱だろう。

もちろん声が出ていない当人にとっても、これはかなりの屈辱だろう。

まぁだから効果的なんだけど。

そして次に『利益』と【快楽】として、あるのが昇格だろう。

一緒に勤めているメンバーにレイヤーをつけるのだ。

レイヤーとはイラレやフォトショで使う階層の事を指す。


社員が偉く、次にアルバイトリーダーで、その次にシフトリーダーだったかな。
必然的に成長はこのラインしか無いように思わせていく。

そしてそのラインを上がってことこそが、自身の『利益』と【快楽】につながると信じ込ませるのだ。


でもわたしはそれが悪いこととは思わない。


こういった【反応性】だけで生きている人を動かしていくオペレーションが整っているからこそ、100円でハンバーガーをいただくことが出来るのだから。


このハンバーガーショップで働く人達も、みんなの前で恥ずかしい思いをして、声が出るようになって接客が上手くなれば、レイヤーを上がっていってもらえる給料が増えてそれで好きな服を買えたり、お洒落したり、美味しいモノを食べたり、出来て自身の【快楽】につながれば本望なんだろう。


だけど、わたしはそんな人と一緒に仕事はしたくないな。

何故なら、誤解を恐れずに言えばそれは、人の習性を利用して人を使っているだけのそんな乾いた働き方だからだ。


それはハチの習性を利用して蜂蜜を採集するのとなんら変わらない。


これでは、このハチが蜂蜜を生み出さなくなったら直ぐに新しいハチに入れ替えてしまうように、声が出ていない人を指導しても余り効果がなくて、接客時に声が出なかったらその人自体を入れ替えてしまうだろう。


人は虫じゃないんだ。

 

だけど【反応性】だけで生きている人はそんな選択を自らがしてしまっているようにも感じる。
そして悲しい事にそんな働き方、生き方がもう通用しない時代になってしまった。


わたしはやっと時代が正常になりつつあるとそう思うんだ。