才能が活かせる世界の環境CR017
自らの才能を活かして人々に世界に貢献するということ
この世界の住人であるわたし達の一人一人が、自らが持っている才能を活かした事に特化することで、その人自身の能力を最大限に発揮することが出来、そしてそこから生み出される物事はグレードの高いものであること
そうなることで、一人一人が他者や世の中に貢献することが出来て、みんなが幸せになれる…そんな世界の環境。
一人一人が自らの才能が活かせる環境で生き続けられることは当人にとっても周りにとっても高い満足度を与える…
それが、一人一人を幸せにする事であり、人の才能という貴重な資源を最大限世界の為に使える形になり、それが世界平和につながっていく。
自らの才能が分からず間違った場所に自分自身を置く
以前一緒に仕事をしていた、その絵を見た人を不思議な感動に包み込んでしまうペンキで抽象画を描く、25歳の日下部(ひかべ)さんという女性が居た。
日下部さんの描くペンキアートは、それを見る人を魅了する。これが彼女の才能だ。 ただ、日下部さんはその才能をどうやって発揮し、どう使えば幸せになれるのか分からずに長い時間をもんもんと過ごしていた。
出会った時はの彼女は自らの才能を全く活かせない職業に就いていた。 それは日下部さんにとって、完全なhave toなことであった。 そうなると、ますます生き辛くなる。
才能はあるが活かす場がないから、何もしたくなくなる。 何もしたくないと、誰にも会いたくなくなる。 結果、自身の才能まで疑ってしまう。
ここで「才能とかどうでもいい」と考えないようにしてもしばらくは生きていくこと出来る。 正確に言うと生かしてもらえることは出来る。
だけど、意識ではそう判断出来ても、心の中までは完全にそう思い込む事は出来ない。 心が病んでしまって、本当にギリギリのところまで彼女は自らを追い詰めていた。
自らの才能を見失うということは
自らの才能が活かせないと、人は無意識の中で自身の価値を見失ってしまう。 そして自身の価値を見失った人は人から忘れられていく。
ONE PIECEという漫画で、登場人物の一人のDr.ヒルルクが言っていた。
人はいつ死ぬと思う…? 心臓を銃で撃ち抜かれた時……違う。 猛毒のキノコスープを飲んだ時……違う!!!
…人に忘れられた時さ…!!!
と。
才能を見出せず、あるいは見出せたとしても、その才能の使い方を知らない人は才能を活かした生き方をすることが出来ない。
そしていずれ自身の価値を見失う。
価値が分からないモノに人は重点を置かない。 価値が分からないモノは忘れ去られるか捨てられるかだ。
それは、モノも人も同じ。
世界を見渡すと自身の価値が分からない人が、どんどん捨てられている。
速すぎる世界の変化の環境で
シャープは1万人をリストラする。 ソニーは1万6千人をリストラする。 パナソニックは8千人をリストラする。
大企業だけではない、中小企業も同じだ。
わたし達はこんな荒れた世界に住んでいるにも関わらず、まだどこかで現状維持を期待している。
だけど、『現状維持は必ず崩壊する』この事を真剣に自覚したほうがいい。
ある日突然、今の環境がリセットされたとしたら? きっと、大慌てにならないだろうか?職も無く、親もいない、親戚も頼れる人もいない。
少なくとも後、何十年もしない内に現実になる。 それまで考えないように生きていくか、今の内にしっかり向き合っていくか。
それは自由だと思う。
個々の人々が自身の才能に気づき、才能を活かせる環境を自身が創りだせる。 それはどんな未来が訪れても、自分自身の才能を知り、その使い方をマスターした人間は価値を失わない。