川村 みきをのメモ帳

日々のアウトプットをメモっています。

コミュニケーションって重要?CR014

 

『何故?そんなにコミュニケーションが大切なの?』

 

一緒に活動していた制作者からそんなことを聞かれたことがある。

わたしの答えはこうだ。

『コミュニケーション能力の低い人は真のクリエイティブな仕事が出来ないからだ。』

つまりどういうことかと言うとそれは、一人で出来る仕事は限られているからだ。

クリエイティブな仕事とコミュニケーションの関係

 

例えば「イラストを描く仕事だけがしたい」と思っている人は多数いる。 だけど、そういった人に限ってただ自分が好きなイラストを描きたいだけの人が少なくない。

だから、他人とも連携しないし他人の事など知ったこっちゃ無いというスタイルでいる。 そんな人がたまたまイラストを描く仕事を手に入れても、使われるだけ使われてしまうことが多い。

わたし自身がそうだったからとてもよく理解出来る。

もっとも、わたしはイラストを書きたかったわけではなく、なんとかウェブ系の仕事が欲しいと思っていた。

 

「ウェブ関係の仕事がしたいだけ」

 

そんな単純な動機で、様々な会社にアプローチして、わずかな仕事を請負い(うけおい)として、もらいながら何とか暮らしてきた。

そんなんだから、大きなプロジェクトの一員になるお話があっても、「他者といろいろやり取りするのがめんどくさい」と言って断ってきた。だから、小さな仕事をいくつもいくつも掛け持っていかなければならなかったし、相手にいつも振り回されていた。

 

コミュニケーションを面倒だと思う人のまわりには同じように…

 

そして、そんなわたしの周りにも、単にイラストが描きたいだけの人達ばかりが多かった。 別にどこでもイラストが描ければ何処でもいいという人達。

そしてそんな人達とのつながりは、仕事をあげる人・仕事をもらう人といったそれだけのつながりだった。

だから、わたしはそれまで一緒に仕事をしてきたイラストレーターさんの事は、ほとんど何も知らなかったし、知ろうともしなかった。

チャットとメールだけのやり取りで会った事も無い人も何人もいた。 本当にどうでもよかった。

イラスト制作の仕事が増えた時期はpixiv(ピクシブ)で作品だけ見て、イラストレーターを探した。

だけどこのやり方はたくさんのトラブルを生んだ。

pixiv(ピクシブ)がキッカケで仕事を依頼したイラストレーターさんが、お金を受け取って音信不通になったり、主要のお取引先が売掛金(うりかけきん:仕事だけしてまだ受け取っていないお金のこと)を残したまま倒産してしまって、お金の回収が出来なくなったり、始めてすぐにどんどん状況は酷くなっていった。

 

散々なトラブルの果てに得たものは

 

そして、仕事が無くなり人も居なくなった。

そこからもう一度やり直すことになり、心を入れ替えてスタートした。 わたしは原点だった出張パソコン家庭教師からやり直していき、真摯に仕事をいただくべく活動していった。

『コミュニケーション』の重要性を改めて考え直し、これからも永続的にチームの仲間と仕事を続けていく為に、必要なものは何か?を熟考していった。

これは仕事をあげる人・仕事をもらう人といった、ドライな関係の中で生活をしていた環境を壊し、真のクリエイティブで独創的なコンテンツ事業が見え始めた瞬間だった。

そんな経験から、得たものそれは、クリエイティブな仕事では、優れたセンスや制作能力だけでは十分ではなく、『コミュニケーション能力』が欠かせないいうこと。

それは、真のクリエイティブな仕事は一人じゃ出来ないという教訓に基づいた答えだ。

と、言っても・・・

まだまだわたし自身、他者と上手くコミュニケーションが取れずにいるわけだが・・・