have toそれは否定のゴール設定CR023
have toな事柄をしないで生きていけるように書き換えた自身のゴール
わたし達sbccのチームのメンバーがゴールだと思ってやっていたこと。
例えば、
「自らの夢の実現の為に今やっていることで売上げを上げる」
だったり、
「フリーのイラストレーターとして雑誌のイラストを描く仕事をする」
だったり、
「独立してお金が入るようになったらお城みたいな家に住む」
だったり、
「フリーのイラストレーターとしてバリバリ仕事をして有名になって昔の友達を見返す」
だったり
これらの、わたし達がゴールだと思ってやっていたことはすべて、自分自身の【欲望】だということにわたしは気がついた。
そして、それらは全くゴールにはならないということにも気がついた。
「自らの夢の実現の為に今やっていることで売上げを上げる」
がゴールだということは、『今が売上げが少ない』という現状を強烈に想像する結果になる。
「フリーのイラストレーターとして雑誌のイラストを描く仕事をする」
がゴールだということは、『今がフリーのイラストレーターに憧れているだけの単なるフリーター』という現状を強烈に想像する結果になる。
「独立してお金が入るようになったらお城みたいな家に住む」がゴールだということは、『今住んでいるところが貧しいところ』という現状を強烈に想像する結果になる。
「フリーのイラストレーターとしてバリバリ仕事をして有名になって昔の友達や私を馬鹿にした人達を見返してやる」がゴールだということは、『今が誰からも認められていない』という現状を強烈に想像する結果になる。
人は心で想像した事を実行する生き物
これはこの地球に人間が住むようになってその時から今も変わらない大原則だ。
例えば・・・・
北極にペンギンがいる。
そのペンギンは氷の山の頂上に立っている。
そしてそのペンギンは赤いTシャツを着て、
顔には水中眼鏡とシュノーケルをつけていて、
そして、
足にはヒレがついていて、
手にコーラの500mlのペットボトルを
持っている。
表情は「ニヤッ」と笑っている。
そんなお茶目な北極の氷の山の頂上に 立っているペンギンを・・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
想像しないでください。
どうだろう見事に赤いTシャツを着て水中眼鏡とシュノーケルとヒレをつけて、コーラを持ってニヤついているペンギンをあなたは想像してしまったのではないだろうか?
つまり、人は『赤いTシャツを着ているペンギンを想像してはいけない。』
と、言われれば言われるほど、考えれば考えるほどに、心の中ではより鮮明に赤いTシャツを着たペンギンを想像してしまう。
想像してはいけないと言われれば言われるほどにそこに意識が向く。
『赤いTシャツを着ているペンギンを想像してはいけない。』という事に人の心は対応出来ない。
【人は心で想像した事を実行する生き物】だから、心で想像してしまったら、それを実行したくなるのが人間という生き物。
よく新幹線などで親が子供に、「新幹線の中で走り回ってはいけません。」
と、注意している場面を見かけるが、実はあれは全くの逆効果だ。
そういわれた子供は、より鮮明に【新幹線の中で走り回ること】を想像し、そして現実に走り回る。
それは子供は感受性が強く、言われたことにほとんどフィルターをかけることなく心にストンと落としてしまうからだ。
つまり、『●●してはいけない』と言われるとその『●●』を想像する。
大人は自制心で何とか『●●』をしないよう制御することが出来るが、子供は自制心が弱いから『●●』を実行してしまう。
だけど、大人でも無意識の領域では、『●●』を想像して、そして現実にしようと実行してしまうことがある。
このエネルギーは自制心ではどうすることも出来ない。それくらい無意識って強い。
よく犯罪を犯した人の言い訳に、「やってはいけないと分かっていたがつい出来心で・・・」とあるのはこの事だ。
だから、
【約束は守らなければならない】
ということは、この時点では、【約束を守ることが出来ていない】という自分のイメージを強烈に想像することになった。
そしてsbccのクレームが発生して、約束を守れなかったわたし達にクライアントが悲しんでいたという現実を突きつけられ、
この事が更に強烈に、わたし達は、【約束を守ることが出来ていない】という想像をわたしをはじめ、sbccのクリエイターの誰もがしてしまうことになる。
そして・・・・
【人は心で想像した事を実行する生き物】
といった大原則どおりに、わたし達は同じ失敗を繰り返してしまうことになってしまった。