川村 みきをのメモ帳

日々のアウトプットをメモっています。

生き方の役割CR028

【反応性】だけで生きている人そして、【知性】を持ち生きる人で更に、【感受性】を持ち生きる人。

大きく分けて世界にはこの三つの生き方をしている人がいることをお伝えした。

ここでお伝えしておきたいのは、どの生き方が良くてどの生き方が悪いということではないということ。

つまり、人にはそれぞれ使命や役割があって、必要なポジションに必要な要素を持った人が配置されることでこの世界が上手く回る。

どういうことかと言うと、わたし達が普段何気なく、マクドナルドのハンバーガーを100円で食することが出来るのも、牛丼を280円で食することが出来るのも、格安でチラシや名刺を印刷することが出来るのも、【反応性】で生きている人の労力と時間を使っていただいているからだ。

【反応性】だけで生きている人を、【知性】を持ち生きる人が上手く使って動かしているから世界は機能している。

これは誰もが分かることだろう。

では、【感受性】を持ち生きる人はどこでどんな役割を担っているのだろうかというと、

【感受性】を持ち生きる人が、想像(イメージ)して、創造(クリエイト)し続けているモノを【知性】を持ち生きる人がその【知性】で手助けしてよりカタチに仕上げている。

つまり、【感受性】を持ち生きる人から生み出されたものが世界の基点になり、そこから【知性】を持ち生きる人が仕組みを作り、【反応性】だけで生きている人の時間と労力をフルに活用して世界の標準にしていく。

これが世界が動いている仕組みだ。

この事を前提に考えると、世界には最少数の【感受性】を持ち生きる人と少数の【知性】を持ち生きる人、そして、多数の【反応性】だけで生きている人が必要となってくる。

そしてこれまでの時代なら、何十年か前に最少数の、【感受性】を持ち生きる人が生み出したモノを少数の【知性】を持ち生きる人がカタチに仕上げ仕組みを作り、多数の【反応性】だけで生きている人の時間と労力をフルに使って成り立ってきた。

ただ、ここに来てこの世界の構造が崩れた。

つまり、多数いる【反応性】だけで生きている人が溢れ出したのだ。

何故なら、世界の構造が変わっているこの時代のうねりにこれまでのように、【反応性】だけで生きている人を世界が必要としなくなって来たからだ。

それにも関わらずにこの世界には、【反応性】だけで生きている人がたくさん存在しているし、まだまだ生み出し続けてしまっている。

これは何故か?

それは今の時代を作った前の時代の、【感受性】を持ち生きる人や【知性】を持ち生きる人が優秀過ぎた事が原因だと川村は思う。

つまり、今わたし達が暮らすこの時代の環境があまりにも便利で快適なモノとなってしまったが故にわたし達は【感受性】を持ち生きる事や【知性】を持ち生きる事に目を向けられなくなってしまったのだ。

今の時代を生きるわたし達が生まれた時から【反応性】だけで生きていくように育てられそして教育されてきた。

その結果、わたし達は【反応性】だけで出来る事しかしなくなっているのだ。

これは制作の仕事を見ればよく分かる。クリエイティブのカケラもないようなどこかで誰かが描いたような作品が溢れているではないか!

無難なものばかりに目がいき、何かを創造するという発想が欠如し、ただ、自身の心のうちにあるものを投影しただけに過ぎない作品が溢れている。

これは多くの人が【反応性】だけで生きているからそうなるのだ。

では何故?こんなにも【反応性】だけで生きている人が増えてしまったのか?

を次は書こうと思う。