川村 みきをのメモ帳

日々のアウトプットをメモっています。

伝わらないんじゃなくて…CR056

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「意味が分かりません。」


と天野さんに言われて、
わたしが返したのが料理人と医者の例。


天野さんに会った2009年7月にこの話を
天野さんにした直後にわたしは気づいた。

何故にこんなにわたしは天野さんのコメント
に対して敏感に反応しているんだろうか?
ということに。


2008年の4月頃から2009年のsbccを始める
直前の2009年7月頃まではわたしにとって、
苦難と苦悶の時期だった。


2007年9月の独立直後の一瞬だけ事業は
上手くいったがそれも2008年の4月には
全て終わってしまい、そこからは何を
やっても上手くいかなかった。


そしてその原因が全て外部の環境にあると
思っていたし、それが何か分かっては
いなかった。

その原因が何気ない会話の中での何気ない
コメントに敏感に反応した事で露呈した。


それはわたしが天野さんに言ったこと全てだ。


つまり、わたし自身が『レストランわたし』
と看板を掲げているのに、
『わたし医院』と看板を掲げているのに、
そこにいらっしゃったお客様や患者さん
にわたし自身から、コミュニケーションを
取らなかったし、相手からの働きかけも
忙しいを理由に適当に受け流していた。

だから相手が何を食べたいのか?
相手はどこが悪いのか?
そんなとても重要な事も分からずにただ、

『貴方のWebサイトを制作させて』


といい続けてきたのだ!

そして「始めたばかりだから…」
という言い訳を心のどこかでしていて、
相手の事を知ろうとせずに理解せずに、


「どうですかこれ、最新のフラッシュを
使ってサイトを動的に表現しました。」


とか、そういった流行り文句を言って、
自分自身の作りたいサイトを制作してた。


そしてお金をいただいていた。
いや、お金を巻き上げていたと
いった方が適切かもしれない。


そんな活動をしていたら
行き詰るのは時間の問題だった。

そして案の定、上手くいかなくなっていた。

そしてそんな時にその、わたしの事業が
上手くいかなくなった原因を突くような
コメントを受けとったから敏感に反応した。

ということだった。


「そういうことか・・・」

と気づくところまでは誰でも出来る。
そこからが人間性が問われる。

ちゃんと天野さんに対して訳を説明して、
言い過ぎた事を詫びなくちゃなぁ…と
そこまではわたしも思った。

そしてそこで直ぐに行動に移せばいい
のだがわたしのつまらないプライドや見栄
が邪魔をして依怙地(いこじ)になって
しまった。


せっかくいい気づきを与えてもらったのに
素直にそれを受け取れないのは、
それがズバリ的を得ているから。


幼い頃に冷蔵庫に入っていた来客用の
ケーキを一つつまみ食いしてしまい、
来客時にお出しするケーキがひとつ
足りなくなってしまった。


親戚筋が集まっていた大切な場で
母親はおばぁちゃんに叱られて、
恥をかいてしまった。


そして「おかしいわね…
あなた達ケーキ食べた?」と
わたし達兄弟に向かって聴いてきた。

その時は何て答えたかよく覚えていないが、

でも、素直に「食べた」とは言わなかった。

いや…言えなかったと思う。

その瞬間からケーキという食べ物に
後ろめたい感情が染み付いてしまった。

あの日からわたしは『モンブラン』を
食べる事が出来なくなってしまった。

 

何故かそんな事を思い出していた。

 

 


to be continued